ある程度勉強はできるASD傾向の子どもに必要な支援は、勉強ではなく本人が考えていることを一緒に考えてあげることという実感があります。独特な思考のためにめったに理解や同意がされにくいこことに加え、細部にこだわる特性ゆえ、自分の思いをまとめることができないからです。やっかいな人と思われてしまうことが多いので、説教されることはあっても丁寧に聞いてもらった経験があまりありません。志望理由書、感謝やお詫びのメール、感想文など苦手な子が多いですが、まずはインタビュー形式で思いを吐露させ、その後私がたたき台の文章を作成、そして一文一文納得がいく表現かを相談しながらまとめていく。根気のいるプロセスですが時間をかけて本人に代わって言語化をしてあげると皆表情が一気に明るくなります。(写真は生徒のお弁当)
ASD傾向の子どもへのサポート
