ASDの時間感覚

ASD傾向のある人は、長く相手を待たせてしまってもあまり詫びる様子がないです。そこまで詫びる意味がわからない。相手の立場でものを考えることが苦手だからだとはよく言われますが、私は時間感覚の独特さでも捉えています。普通は(あえてこの言葉を使いますが)10分待たせることと10時間待たせることは大きく違いますが、彼らにとってはさほど違いはないのです。普通は10時間だんだんと怒りが増加しますが、彼らは10時間ずっと同じ感情で待つという感じなのです。なので逆を言えば、彼らと気まずいことがあった場合でも、1時間後に「ごめんね」と謝っても、1年後に「ごめんね」と謝っても彼らは怒りません。言葉がよくないかもしれませんが忠犬ハチ公みたいです。